心底可笑しそう微笑む、まゆ。

(怒らせたかと思って心配して損しちゃった…)

「といぅかさぁーそんなに驚くなんて、さくら気になってるでしょ、実は。木崎君のこと」

「違うよ…」私は軽く流そうとした。

「違くなぃよっ!絶対そぅだって。だって文化祭のとき木崎君と話してるさくら幸せそうだったょ?あと発表会見に行ったときも木崎君と自動販売機のところで2人で仲良さ気にしてたとこ見てたしぃー♪」

(…)

私は口をぽかんと開けたまま固まった。
「み、見てたの…?」
「ぅん☆」

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