「ハァ?そっちが勝手に首突っ込んで来たんだぜ?」
奴は担任に食って掛かろうとした。
「んー…でも止めといたほうがいいぜ?実はな……」
そう言って担任は奴とコソコソ話を始めた。奴はなぜか驚いた顔をして私を見ると、ケッと言って行ってしまった。何だったんだろう…?
「いやー、無事で何よりだよ、ミッキー!つーか、意外とファイターだね!」
担任はどこか面白そうに笑って言った。
「別に、いつもはやりません。それより、何言ったんですか?あんなにあっさり帰るなんて」
「ん?ミッキーの後ろには元・暴走族の怖ーい人がついてるんだぞって。」
……ハイ?なんて嘘ついちゃってくれてるんですか、あなたは。
「あの…そんな嘘…バレた時…マズイのでは…」
私は言外に下手な嘘つくなよ…と言う思いを込めて言ったのだが…
「うん?平気だよ、嘘じゃないから。オレ、元・総長。」
…と、とんでもない爆弾発言をかまして下さいました。
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