秋彦は葵の笑い声に気付いた。
(あっ葵!?それにゆーさんと高瀬くんまで!ど…どうしよう!?絶対笑われるよ〜わー!来ないで〜)
6人の男に取り囲まれ、記念撮影なんかされながら秋彦は内心喚いていた。

羽衣が客に近づいた。
「お客様、申し訳ございませんが、ご予約のお客様がいらっしゃいましたので、切り上げとさせていただきます。」
羽衣は丁寧に言ったが客は反発した。
「はぁ?なんだよ、予約って。なんで俺らが切り上げなきゃなのさ?」
そう言って客の一人が羽衣に詰め寄った。男達は他校生だった。それになんだか柄が悪い…。
不穏な空気を感じた葵が割って入った。
「本当っ悪いんだけど、どいてくんない?こっちは忙しい身でさ…」
と、まったく悪怯れてない口調で言った。
男は突っ掛かろうとした。が、葵は男より10pも背が高かった。それにメチャクチャいい男だった。男は負け惜しみ程度に叫ぶ。
「な…なんだよ!お前!秋ちゃんの男か!?」

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