こぅして並ぶと、西崎くんって結構背が高いんだょね。そぅいぅところがまた…
なんて見とれていると、後ろから鞄で殴られた。
「痛…何するの?」
殴ったのは春華ちゃんだった。
「雪奈ちゃん!一希!」
「春華ちゃん…と…あれ?」
私は、春華ちゃんの隣にいる人物を見てびっくりしてしまった。
「夏川…?」
西崎くんもびっくりしているみたいだ。
「あっ…夏川くんね。大丈夫!ただの友達だから」
春華ちゃんがあっさりと言った。
「…俺は認めてないけどな」
ボソッと夏川くんが呟いた。そっぽを向いている目が、微妙に游いでるのが気になる。

春華ちゃんと夏川くんは、また口喧嘩を始めている。私達も負けてしまぅくらいお似合いだ。

「よかったな、春華」
ふいに、西崎くんが口を開いた

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