…もしかして。
私の心の中に疑問がうかんだ。
私、夏川くんが好きなの?!
…違うょね。
西崎くんに感じてる気持ちとは全然違うし。

変なことを考えてしまい、必死で否定していると…
「西村さん!」
うわ…こんな時に。
西崎くんだ。
「な、何?」
ヤバ…声、震えた。
「あのさ…今日の放課後、あいてる?」
…何でこんな遠慮がちなの?
「うん…別に何もないょ」
私は疑問に思いながらそぅ言った。
「じゃぁ……あっ…やっぱり何でもない!」
「えっ?!ちょっと…」
引き止めたのだが、彼はもぅ行ってしまっていた。
「何なのょ…一体…」
すっごく気になる。
態度もかなり怪しかったし。
何だろぅ。
もしかして、デートのお誘い?!
…そんなわけないか。
「おい」
もぅ、誰ょ!人の幸せな妄想を邪魔する奴は…
「…何?」
振り返らずに答えたけど、誰かはわかっていた。こんな時に声かけてくるのは…夏川くんくらいだろぅから。
「今日の放課後、あいてる?」
えっ…放課後は…。
どぅしよぅ。
って何迷ってるのょ、私!普通に予定入ってるって言えば…いいんだょね?

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