「ゆ〜きな!」
「わっ…!開けないで!」
いきなりドアを開けよぅとするバカがいるので、私は叫んだ。
「ゴメン…まだ終わらないの?」
この声は秋穂だ。同じ茶道部の親友の一人。
「あと少し…」
私は帯を絞めながら言った。
「もぅいいょ!」
と私が言うか言わないかのうちに、ドアが開いた。
「雪奈…めっちゃカワイイ!」
秋穂が叫んだ。
「そぅかな?」
私は小さく照れ笑いした。

私たちが部室に行くと、お茶会はもぅ始まっていた。

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