―春樹視点―
『お茶入れてくるから』
そぅ言って、出ていったきりアイツは戻って来なかった。
少なくても、由加と会ってる間は。
その後も、何故か避けられてる気がするのは気のせいなのか…。
とぅとぅ、アイツは自分の部屋に閉じこもることにしたらしい。
はぁ…。
何があったかわからないが、早く機嫌を直してほしい。
アイツがいないと、何かと困る。
…しばらく後、アイツがくる気配がした。
ようやく機嫌が直ったか。
「ゆ…」
僕はアイツに話しかけよぅとした。
けど、途中で止まってしまった。
アイツは泣いていた。
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