「あの…。一緒にテラスで話さない?」
少し言いにくそぅに、由加は言った。
「…いいょ」
どぅせ暇だし。
笑って頷いてたらなんとかなるょね。

テラスに出ると、風が気持ちよかった。
いい天気だ。
「あの…藤咲さん」
「結香でいいょ」
「あ…うん。でも、なんか自分の名前呼んでるみたいだから…」
そぅ言って由加は笑った。
明るい笑顔。
あたしもそんな笑顔ができたら、変われるのかな?

それにしても、何であたしなんだろぅ?
他にも友達いるのに…。

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