学校が見えてくる。

いやだ…。
嫌だ…。
イヤだ…。

ついに車が止まった。
ドアを開ける手が震えてうまく開けられない。
「どぅしたの?早く降りなさい!」
お母さんのイライラした声が聞こえる。
開けなきゃ…。
降りなきゃ…。
私はついに車から降りた。

目の前の校門がやたらと大きい…。


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