だけど…。
私の中にもぅ一度アイツらを見返してやりたい気持ちもあった。
だから私は、意外におとなしく車に乗せられた。

車に乗ってから後悔した。
見返すなんてできるはずない…。
またやられるんだ。
教室入って一番に言われる言葉。
聞かなくたって想像できた。

『来ないと思って期待してたのに〜。』
『まだ消えてなかったの?』

そして…。
その先は考えないことにした。
怖くて考えられなかった。

そんな私の気持ちなど知らない車は、もぅ少しで学校に着こうとしていた。


< 37 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム