コイツの悩みに比べたら…
私の悩みなんて…!
「強いね」
私は素直に言った。
「そんなことないですょ」
男が照れたよぅに言う。
「私なんて…友達に存在を否定されたくらいで不登校だょ?」
情けない気持ちでいっぱいで
私はそぅ言った。
「当たり前ですょ」
「え?」
「不登校になって当然ですょ。誰だって存在を否定されたら傷つきます」
確かに当たってる…。
「こんなこと言っても、同情にしか聞こえないと思いますけど…」
男は笑って言った。
「僕は君の味方ですょ」
え?
味方…?
< 19 >
[1]次へ
[2]戻る
[0]目次
Tag!小説
トホーム