コイツの悩みに比べたら…
私の悩みなんて…!
「強いね」
私は素直に言った。
「そんなことないですょ」
男が照れたよぅに言う。
「私なんて…友達に存在を否定されたくらいで不登校だょ?」

情けない気持ちでいっぱいで
私はそぅ言った。

「当たり前ですょ」
「え?」
「不登校になって当然ですょ。誰だって存在を否定されたら傷つきます」

確かに当たってる…。

「こんなこと言っても、同情にしか聞こえないと思いますけど…」
男は笑って言った。
「僕は君の味方ですょ」

え?
味方…?

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