「えっ?!フッたの?」

「うん」


由利は身を乗り出して目を大きくする。


行きつけの居酒屋で切り出した話。


「何で?」

「何でって…」


私が返答に困ってる間に、由利はビールを一杯飲み干す。



周りのざわつきが私たちを包み込む。


「年下は遊ぶくらいが丁度いいわ」


そう言って私もビールを飲み干す。


そんな私を、何か言いた気な顔で見つめる由利。


< 77 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム