まさき*みっくす

9/11

有終の美を飾る、とは★

故事ことわざ辞典によると、物事を最後までやりぬき、見事な成果をあげ、終わりを立派にしめくくること。
「有終」とは終わりをまっとうするの意。
広辞苑では最後までやり通し、立派な成果をあげること、有終完美、とある。

最後までやり抜くと言うのが、まず第一のポイント
そしてその結果、ちゃんと成果を出す。

昨日F1イタリア戦で、シューマッハ(フェラーリソコ)が優勝し、引退宣言を出した。
チーム一緒に考え、出した答えだと。

シューマッハは長年第1位の座を保ち、去年初めてアロンソ(ルノー)に負けた。
それによりマスコミからはもう引退かィと迫られ、劇的なF1界の王座入れ替わりを望まれていた。
恰好のネタでしょ、マスコミにとっては。笑
その質問に本人は、「走れなくなるまで走りぬく、引退はありえない。」と、毎回向けられるインタビューに嫌気顔で答えていた。

なのに何故ィ

帝王と呼ばれ続けた男、シューマッハ。
その帝王が2位になったらもう走っちゃいけないのィ
F1ドライバーでも優勝台に上ったことのない人はたくさんいる。
なのにテレビでの報道はいつだって有終の美を飾って欲しいだの、何だのかんだの。
潔さを望むとか、他人があれこれ口出す問題じゃないだろう、と強く思う。

潔さって何なんだィ
私も潔さは大事にしてるつもり。
でもね1位を脱落しても、それでもなお、自分の限界に挑戦し走り続けるのが本人の希望なら、それはそれでとても潔いことなのではないかィ
その頑張る姿に見てる我々は感動するのではないかィ

ちなみに「潔い(広辞苑)」とは、
@たいそう清い。汚れがない。また、すがすがしい。
A潔白である。汚れた行いがない。
B未練がない。わるびれない。平気である。
C小気味よい。
と並ぶ。

今日は国語の勉強のような日記になってるけど、どーしても悶々と晴れない気持ちをぶつけたいので、我慢してね。笑


たぶん引退を望む声はBの未練なく、帝王から外れたらスパッと退くことが恰好いいと感じているのだろう。

でも、これっておかしくないィ
さっきも書いたように、昨日だって優勝した。
本人は順位が下がろうと、自分で限界だと判断するまで走りたいと望んでいた。
限界への挑戦、自分との戦い
それも引退引退と叫ばれる中、いらぬプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも走りぬいてる。
見てられないほど酷い順位ではないでしょ。

こーゆー世界は大嫌いだ。
有終の美とは、潔さとは、本人だけがけりをつけられることだと思う。
それをさせてくれないマスコミや同調する社会が大嫌い。

負けて悔しいのは本人が一番
所属のフェラーリだって、彼を邪魔だとは思っていないはず。
F1は何百億の世界だから、本人が走りたくとも結果が出せなければドライバー交代になる。
それは当たり前。
でも何度も言うけど1位獲ってるんだよィ

彼の引退は無理やり押し付けられたような納得のいかない引退。
最後までやり抜く前に帝王となってしまった悲劇とは全く言い難いが、悲しい引退である。
もちろん、この結論付けも勝手に私が言ってるだけなのだけど。
たわごと、、、かもね。


敵にも見方にもなるこの社会、どんなことがあっても有終の美、潔さは自分でつけていきたいと思う、怒り心頭のMasakiでした棟ホ

ここまで読んでくれた人、どうもありがとうございました(^○^)
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