ちょうど一週間たってのぞ美はアメリカに発った。そして私たちのやりとりはすべて手紙になった。
彼女から来る手紙のひとつひとつはすべて私にとって刺激になっている。今はまだ将来の進路は決まらないし日常をこなす毎日だが、大学の資料を少しづつ集めはじめた。そして彼女はホストファミリーと折り合いがつかないとき私の手紙を読んで泣いたと言った。
日付変更線を飛び越えて、私の言葉は彼女を勇気づけ、彼女の言葉に私は刺激されている。日本の小さな街よりも地球の方がずいぶん小さいような気がする。
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