休み時間、私はまゆの頼みを聞いていた。
「お願いっ。文化祭行こっ♪恋の最後の季節ょ。3年なったら忙しいし。ねっ。」
「うーん考えとく」
「さくら、可愛ぃのにもったいないっていっつも思ってるの。彼氏とかほしくなぃの?」
「今は別に。。」
今は本当にバイオリンがうまく弾けるのならそれだけでよかった。勉強も恋も他の何よりも。
西高…そういえば、あいつ西高だったっけ。
どうでもいいけど。
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