彼は心底可笑しそうに笑った。
「おまえウケる…」
「うわっ!失礼!」
「なんか思った事そのまま言っちゃうタイプだろ?で、後で困ったりするタイプ」
私はその言葉に本当に驚いた。
「そう!なんでわかるの?」
彼はその質問には答えずに私に持っていた缶ジュースを渡した。
「開けてねぇからやるよ。そうそう、俺の誕生日は8月17日。夏生まれ。覚えといて」
それだけ言って背を向けたまま手を振って去ってった。
何なのあいつ…
残されたのは私と缶ジュース…
炭酸飲料、飲めないっつーの。
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