私は箒を持って廊下に出た。そこで、ぼーっと窓の外を眺めていた。窓の外から陸上部の人たちが走っているのが見えた。
…アイツ、いるかな?
…いないか。
はぁ…つまんない。
…帰ろ。
私は道具をしまおぅと、教室に入りかけた。
…その時。
「西崎君〜」
え?!中に西崎君がいる…?
…っていぅかこの声って、沙紀の声だょね。
もしかして…の妄想が、自然と頭に浮かんでくる。親友の沙紀に限ってありえない…とわかってるけど。
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