そんなことを考えながら、私は由羽の幸せそぅな笑顔を見つめていた。
「あっ…奈緒！」
あ…ﾊﾞﾚちゃった。
「奈緒？！」
ｱｲﾂ…かなり焦ってる…。
「由羽があんまり幸せそぅだから、わざわざ見に来てあげたんだょ」
「えっ？…そんなに幸せ満喫中って顔してる？」
由羽ったらすぐ本気にするんだから…。
「ちょっと鏡見てくるね！」
「まったくｵｰﾊﾞｰね…。」
「ま、そこが由羽のｶﾜｲｲ所だし。」
思わず呟いた私に、ｱｲﾂが返す。
「うわ…もぅ呼びすて？」
「うん…由羽は嫌がるけど」
嫌がってるならやめてあげろょ。
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