「春樹!どこ?」
すると、突然隣の部屋のドアが開いた。
「……何?」
かなり迷惑そぅな春樹の声が聞こえる。

…よかった。
「いなくなったかと思った…。何でそんな所にいるの?」
「…一緒の部屋で寝るってわけにもいかないんじゃないか、って思っただけなんだけど…」
あ…確かにそぅだ。
あたし、なに心配してたんだろぅ…?
「てか…結香。遅刻するょ?」
春樹が冷静に言う。

そぅだ…
学校行くんだった。

「あっ…じゃぁ行ってくるね!」
あたしはそぅ言って家を出た。

< 15 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム