―春輝視点―
『由加!』
その呼ぶ声を聞いた途端、嫌な予感がした。
『今日は学校行くんでしょう?』
馬鹿だ。
その言葉を聞いて一番にそぅ思った。
『行くんでしょ?』
なんて簡単に言うなよ。
勝手に行くことを前提に考えている。
その言葉を聞いたら、どれだけ苦しくなるか。
わかってない。

由加が話していた通りだ。

『行く!』
『送っていくわ。心配だもの。』
…嫌な予感がする。
由加が危ない…。


< 46 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム