その時__
ガラガラ…
やば…お母さんだ!
「は…春輝くん!隠れて!」
「え?」
「いいから早く!」
びっくりしている春輝をむりやり押し入れに閉じ込め、私は布団にくるまった。

「ただいま。由加!お腹は大丈夫?」
は…?
あっ…そぅいえば今日お腹痛いって理由で休んでたんだった。
「うん…大丈夫!」
「なら明日学校行けるわね。明日こそちゃんと行きなさいよ!」
その台詞を言われた途端、私は『大丈夫』って言ったことを後悔した。

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